背景
2021年7月9日にMTGアリーナに実装された新カードセット「D&D:フォーゴトン・レルム探訪」ですが、残念ながら、エラッタや日本語の誤植、誤訳、誤表記が非常に多く発生しています。本ページでは、それらの情報をまとめて記載しています。
特に、リミテッド(ドラフト/シールド)において致命的な誤りとなっている部分も少なく有りません。リミテッドをプレイする予定の方は、特にご注意いただければと思います。つまり、MTGアリーナ上で記載されている効果と、実際に発生する効果が異なります。十分に注意して下さい…。
なお当然ではありますが、MTGアリーナを英語(日本語以外)でプレイしている方には影響の無い内容となっております。
ともあれ、早期修正を願うばかりです…。
修正が行われるまで、可能な方は英語表示でプレイすることを強くオススメします。
ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、リミテッド(ドラフト/シールド)用コンテンツの一覧です。現在閲覧中のページ以外に、もし興味ある記事がありましたらぜひチェックしてみてください!
2021.07.09時点で確認されているエラッタ、誤植、誤訳
コモン → アンコ → レア → 神話、の順に色順に並べています。全てのカードの記載はしてはおらず、リミテッド上で重要そうなカードを抜粋しております。
板金鎧 が装備されたクリーチャーの表示
誤:「装備されたクリーチャーの護法①の表示がバグる」(MTGアリーナ上での表示)
正:「装備されたクリーチャーに対し、護法①を持つ、旨の表示が正しい」
→ [板金鎧]のカード自体の表示は正常ですが、装備されたクリーチャーの護法①の表示がバグります。使われる側のプレイヤーは、護法①を見逃さないように十分に注意して下さい。
公式の修正情報
以下のページから公式からの訂正情報になります。本ページに載っていない、プレイに影響しにくい情報も記載されていますので、こちらもご一読下さい!
現在、修正済みのカード(過去の誤植カード)
現在既に修正済みのカードは以下に記載しています。参考までにご覧頂ければと思います。
アルボレーアのペガサス
誤:「+2/+2の修正を受け、飛行を得る」(MTGアリーナ上での表示)
正:「+1/+1修正を受け、飛行を得る」
隠棲した絵描き、カレイン
誤:「この呪文を唱えるために支払われた~」(MTGアリーナ上での表示)
正:「あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは、追加で、それを唱えるために支払われた宝物からのマナ1点につき」
→ いや、間違い方が難しすぎる!…ので、正しい画像の方の文章が合ってる、という認識だけいただければと思います。カレイン以外のクリーチャーを唱えるのに宝物トークンを使っていれば、その使った分だけ+1カウンターが置かれて強化されるよ!って効果です。
死の囁き、シェスラ
誤:「それは可能ならこれをブロックする。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「このターン、それは可能ならブロックする。」(”これ(シェスラ)の指定はなく、アタッククリーチャーがどれかを問いません。)
→ シェスラ自身のアタックのブロックを強制、という記載になっていますが、違います。また、ターン限定の記載が抜けています。
ソーサラー・クラス
誤:「(レベル1の部分)カードを2枚引き、その後カード1枚を捨てる。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「(レベル1の部分)カードを2枚引き、その後カード2枚を捨てる。」
アイ・オヴ・ヴェクナ
誤:「あなたのアップキープ開始時に~~~、カード1枚を引き、1点のライフを失う。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「あなたのアップキープ開始時に~~~、カード1枚を引き、2点のライフを失う」
→ 戦場に出た際の効果は正しいものの、アップキープ時の支払うライフの点数が異なります。実際は2点です。注意して下さい。
竜亀(ドラゴン・海亀)
誤:「名前が、ドラゴン・海亀になっている。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「名前は、竜亀である。」
→ そのため、「引きずり込み」の効果によりこのクリーチャーがタップされる、が正しい動作になります。余談ですが、相手のクリーチャーを対象にしなかった場合でも、竜亀はタップされます。つまり、竜亀は必ずタップされちゃいます。
ウォーターディープの黒杖
誤:「それは4/45のアーティファクト・クリーチャーになる。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「それは4/4のアーティファクト・クリーチャーになる。」
モルデンカイネン
誤:「<+2>カードを3枚引く。~~~」(MTGアリーナ上での表示)
正:「<+2>カードを2枚引く。~~~」
ブレイ
誤:「~これをアンタップする。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「(アンタップはしない)」
うろつくダイア・ウルフ
誤:「起動マナが、①赤」(MTGアリーナ上での表示)
正:「起動マナが、①緑」(実際に必要なマナは緑です。)
竜亀(ドラゴン・海亀)
誤:「名前が、ドラゴン・海亀になっている。」(MTGアリーナ上での表示)
正:「名前は、竜亀である。」
→ そのため、「引きずり込み」の効果によりこのクリーチャーがタップされる、が正しい動作になります。余談ですが、相手のクリーチャーを対象にしなかった場合でも、竜亀はタップされます。つまり、竜亀は必ずタップされちゃいます。
暴走魔導士、デリーナ
誤:「14:伝説でなく~~~」(MTGアリーナ上での表示)
正:「1-14:伝説でなく~~~」
→ 誤植というワケではないのですが、「1」の部分の改行位置が変で、かつハイフンが消滅しているために非常にわかりづらくなっています。
エラッタ(誤表記)
英語を翻訳した際に発生している翻訳ミスです。これは、MTGアリーナ上の表記も以下の通りになっていますし、紙のマジックの表記も同様になっています。効果の細かい部分の翻訳が正しくないため、英語版の効果と異なっているように見えてしまいます。
君はノールの野営地に出くわした(You Come to the Gnoll Camp)
「威嚇する」側の能力に、「ターン終了時まで」が抜けています。
結集の策略(Rally Maneuver)
これは重要なエラッタかもしれません。日本語文では「クリーチャーが最低2体存在しないと唱えられない」カードになっています。正しくは、「クリーチャー1体と、それ以外のクリーチャー”最大”1体を対象とする。」です。先制攻撃側の対象は必須ですが、後者の絆魂側の対象は必須ではありません。
精神異常のソーサラー(Aberrant Mind Sorcerer)
「あなたの」が抜けています。相手の墓地のスペルを対象にすることはできません。
スフィアー・オヴ・アナイアレイション(Sphere of Annihilation)
パット見気づかなそうな感もあるエラッタです…。カウンターの名称が、「虚空カウンター」と「虚無カウンター」で混ざって表記されています。これではXをいくつで唱えても結果が変わりません!修正として、虚空カウンターと虚無カウンターは同一のものとして扱いましょう。
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