ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、リミテッド(ドラフト/シールド)用コンテンツの一覧です。現在閲覧中のページ以外に、もし興味ある記事がありましたらぜひチェックしてみてください!
2024.04.09:全ての記事の記載が完了しました。
2024.04.07:初版をリリースしました!
はじめに
本記事ではリミテッド(ドラフト、シールド)に向けた、「サンダー・ジャンクションの無法者」の新しいメカニズムや、再録メカニズム、アーキタイプや、環境の特徴などについて紹介していきます!主に、初回プレイ前にご覧いただくことを目的としています。ぜひ、リアルでのプレリリースや、MTGアリーナでのプレイ前にご一読ください!
ストーリーについて興味のある方は公式サイトのストーリー紹介にてご確認下さい!
プレイ・ブースターのカード構成
前回のセットである「カルロフ邸殺人事件」より、ブースターパックが「ドラフト・ブースター」から「プレイ・ブースター」に変更となっています!ざっくり言うと、1パック当たりのコモンの枚数が減り、レアの割合が増えました。これにより、「カルロフ邸殺人事件」では、特にシールドで次のような特徴が見られました。
- シールドでのレア総数が非常に多くなった(10枚以上)。
- シールドでは、デッキの安定性で2色とするよりも、レアの採用枚数を増やすための3多色以上が以前より多くなった。(速攻型のデッキでの2色は有効)
- 多色化に貢献しやすい緑込みの3色が安定性の面から有効。
- シールドでは、デッキの安定性で2色とするよりも、レアの採用枚数を増やすための3多色以上が以前より多くなった。(速攻型のデッキでの2色は有効)
「サンダー・ジャンクションの無法者」においても上記の特徴は継承される可能性が高いです。以下にプレイ・ブースターの封入割合や内容について整理しました。ぜひ、プレイ前の参考にしてください!
枚数 | 種類 | レアリティ | 確率と種類 |
---|---|---|---|
1枚 | 通常版 / ザ・リスト | 通常版:コモン ザ・リスト:ランダム | 80%:通常版 20%:ザ・リスト |
5枚 | 通常版 | コモン | 100% |
3枚 | 通常版 | アンコモン | 100% |
1枚 | 通常版 | レア、神話 | 100% |
1枚 | 通常版 | ランダム | 92%:コモン、アンコモン 8%:レア、神話 |
1枚 | 「速報」カード | アンコモン、レア、神話 | 67%:アンコモン 33%:レア、神話 |
1枚 | フォイルカード | ランダム | ブースター・ファン版のカードや「速報」カードも含まれるが、「ザ・リスト」のカードは出現しない。 |
1枚 | 土地カード | コモン | 50%:2色土地 33%:基本土地 17%:フルアート基本土地 |
1枚 | トークン・広告枠 | ー | ー |
ブースターの封入割合は非常に難解ですが、そこまで細かく気にしなくて良いでしょう!とりあえずコモンが以前より少なめで、レアが出る総枚数が多くなりがちで、一部がセット外のカードが出る、ということです!
メカニズム、および注目のアーキタイプ
「サンダー・ジャンクションの無法者」における、新しいメカニズムや、注目のキーワード、能力などを簡単に説明します!それぞれのメカニズムの予習しておきましょう!なお、以後ではメカニズムを「キーワード」と呼んだりしていますが、これはメカニズムと同じ意味で捉えて下さい。
- 「計画」New:「計画コスト」で追放することで、後のターンでマナ支払い無しで唱えられる!
- 青赤「各ターンに2つ目の呪文を唱える」能力とシナジー
- 白青「あなたの終了ステップに、ターン中に手札から呪文を唱えてなかったら」能力とシナジー
- 「悪事を働く」New:対戦相手の何らかを対象とすること!(ルール用語)
- 「騎乗」New:クリーチャーをタップし「騎乗」することで、追加の能力を得る!
- 「乗騎」は、「騎乗」を持つクリーチャー・タイプのこと。
- 「無法者」New:暗殺者、傭兵、海賊、ならず者、邪術師のクリーチャー・タイプのうち1つ以上持っているパーマネント(クリーチャー)のこと!(ルール用語)
- 「放題」New:「放題」を持つカードは、追加コストを要求するモード持つ!
- その他:「パワー4以上」「生け贄」「砂漠」など
計画
「計画」は分かりやすい能力といえます!計画することで唱えるターンが1ターン遅れてしまうデメリットはあるものの、シンプルに総コストがお得になったり、マナ・コストの支払い無しで唱える(前払いする)ことを活用することができるでしょう。なお「計画」されたカードによらず、唱えるタイミングは必ずソーサリー扱いなるようですが、そもそも計画持ちのカードにインスタントや瞬速持ちは収録されてはいません。一部のレアカードではこのルールの適用が必要になります。
過去のスタンで強力だった、「予言」に似た能力といえますね!
「計画」されることのメリットは、マナを軽くすることだけに限りません!「計画」カードの中には、あらかじめカードを「計画」しておくことで、今よりもさらに強力なタイミングで唱えることができるカードが存在します。とはいえ、全てのカードを考えなしに「計画」すれば良い訳ではないでしょう。戦況に応じて、「計画」するかしないか、適切に判断しましょう!
「計画」は、青赤の「各ターンに2つ目の呪文を唱える」系の能力とシナジーします!これまでのリミテッドでもよくある能力ですが、軽いカードを多く採用しないと活用しにくい能力であることが一般的でした。「計画」のカードと組み合わせることで、いつもより簡単に能力を活用できるでしょう!また、青赤ではよくこれ系の対象は「スペル(インスタント、ソーサリー)」限定であることが多いですが、今回は「呪文」ですので、その縛りもないですね。
この青赤の能力ですが唱える順番には特に注意する必要があり、難解なアーキタイプになっています!例えば、[暴力的な不協和音、クラム]の能力は「2つ目の呪文を唱えるたび」なので、クラムを唱えて戦場に出してから「計画」を唱えることで誘発されます。一方で、[金貸しザメ]は、「戦場に出たとき、このターンにあなたが2つ以上の呪文を唱えていた場合」なので、「計画」を唱えてから、サメを唱えて戦場に出すことで誘発されます!マナが膨大にあれば、「計画」に頼らずとも、クラムを唱えてからサメを唱えれば両方誘発されます!少し頭が混乱しますが、唱える前に順番が正しいかどうかチェックしてくださいね!
続いて「計画」は、白青の「あなたの終了ステップに、ターン中に手札から呪文を唱えてなかったら」能力ともシナジーします!制限として、「手札から唱えていなければ良い」ので、追放領域から唱える「計画」とシナジーする、ということになります。「計画」に限らず、インスタント、瞬速、クリーチャー能力持ちのカードも、これらの能力とは相性が良いといえます。なお、基本的にアンコモン以上のカードに本能力を持つカードが多い関係で、簡単に組めるアーキタイプではないかもしれないですね…?
悪事を働く
「悪事を働く」とは、上記のような「対戦相手の何らか」を対象とする行為を指すルール用語になります。
…以上です!能力自体はとてもシンプルですね。
「悪事を働く」ということは別に特別な行為ではありません!いつも相手にしている妨害行為です!妨害といえば青黒というわけですが、クリーチャーを対象にするような除去やタップはもちろん、相手への切削や、呪文を打ち消すことが「悪事を働く」ことに当たります。
また、今回の土地には砂漠カードが10種類存在します。これらでも「悪事を働く」ことになります。少し違和感はありますね…。
最後に「悪事を働く」ことは継続して行ったほうが長期戦では強力かもしれません!そんな毎ターン「悪事を働く」ためのようなカードがときどき存在します。これらのカードは組み合わせ次第では、いつもよりも重要なカードになるかもしれません。タッパーなどは分かりやすいですね。
騎乗・乗騎
「騎乗」は、必要なクリーチャーをタップし起動することで、新たな能力を得る能力です。本セットにおける「騎乗」ですが、能力は全てのカードで「攻撃するたび」または「戦闘ダメージを与えるたび」となっており、つまり攻撃した場合に恩恵を得られる能力となっています。なお「乗騎」は単なるクリーチャー・タイプのことですので、そこまで気にする必要はありませんね。
「騎乗」という能力は、「搭乗」能力と何だか似ている能力に思えます。クリーチャーをタップして起動する点では同じですが、下記が異なる点といえます。
- 「乗騎」(「騎乗」持ち)は常にクリーチャーである。一方、「機体」(「搭乗」持ち)はアーティファクトであり、搭乗することでクリーチャーとなる。
- 「騎乗」の起動はソーサリー扱いだが、「機体」はインスタント扱いである。
デッキを組む際に、「機体」カードを入れすぎるとクリーチャーが不足して「搭乗」できないという事態になる可能性が多少あるのですが、「乗騎」の場合は、別に「騎乗」せずともクリーチャーですので、通常のクリーチャー枠として採用して良いですね。
無法者
「無法者」とは、暗殺者、傭兵、海賊、ならず者、邪術師のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーのことです!ちょっと数が多くて覚えづらいです、、無法者の見落としには十分注意してプレイしましょう!
本セットには「傭兵」トークンが多く登場することになるでしょう!これも「無法者」の一つになりますので覚えておきたいですね。「傭兵」トークンは起動能力があるため、基本的には「無法者」のシナジーによらずに活用できるクリーチャーとなります。どのようなデッキでも一定以上は活躍してくれるでしょう。
放題
「放題」もシンプルなキーワードですね!今までもモードを追加するためにマナを要求するような、似たカードはありましたが、それを「放題」と呼ぶようになりました。ポイントとしては、当たり前ですが「可能ならモードを選ぶだけ選んだ方がお得」ということです。デッキに「放題」カードを採用するときには、1マナ2マナ帯としてではなく、利用を想定する各モードの総マナ・コスト数のカードとして採用した方が良いかもしれませんね。
その他:「砂漠」「パワー4以上」「生け贄」など
最後にカードの紹介だけに留めますが、一部のキーワード、能力のシナジーについても掲載しておきます!次のアーキタイプの紹介の参考にしてください!
アーキタイプ早見表(2色の特徴)
「サンダー・ジャンクションの無法者」における、各色のアーキタイプ早見表です!実際にそれぞれの特徴通りにプレイできるかは全く未知数ですが、各色には以下のようなキーワードや特徴があります。シナジーを意識する場合、特にドラフトでは意識したい部分ですね。
全てのアーキタイプにリミテッド的に強力なシナジーがあるとは限りません。例えばあるクリーチャータイプが揃っていても、そこまでシナジーがなく、デッキの強さに影響しない場合もあります。下記の特徴をそのまま採用するのではなく、カードプール内のクリーチャー間や、他のカードとのシナジーをよく検討してデッキを構築しましょう。重要な点は、「このデッキでどう勝てるか。(どのような相手に負けるか。)」を考えることです。「特徴がないデッキ = 弱いデッキ」ということにはなりません。場合によっては1色ずつの強みを生かし、未知のシナジーを生み出せるかもしれません。
色/俗称 (ギルド) | 本セットにおける、キーワード、デッキ傾向 | |
---|---|---|
全てのセット共通の、一般的な長所と短所 | ||
白青 アゾリウス | 「計画」、自分のターンに手札から唱えない | |
・白の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・システムクリーチャーの除去が苦手。 ・セットによりアーキタイプの特徴が大きく異なる。 | ||
青黒 ディミーア | 「悪事を働く」シナジー | |
・青のドローと打ち消し、黒のクリーチャー除去でコントロール寄りの戦いが強み。 ・クリーチャーの質が低く、特に地上クリーチャーが圧倒的に弱い。 ・自分の墓地の枚数を参照することが多い。切削や諜報を利用したアーキタイプが多い。 | ||
黒赤 ラクドス | 「無法者」シナジー | |
・赤と黒による幅広いクリーチャー除去カードが豊富。 ・飛行や到達が少なく、相手の飛行クリーチャーの対応を除去に頼りがち。 ・アーティファクトや生け贄を利用したアーキタイプが多い。 | ||
赤緑 グルール | 「パワー4以上」シナジー | |
・地上クリーチャーが最も強い。 ・クリーチャー単体が強く、特にシナジーがなくとも一定の強さがある。 ・飛行クリーチャーがほぼいない。 ・白や黒のような確定除去を持たず、レアなどの超大型クリーチャーを除去しきれない。 ・パワーを参照することが多い。除去能力を内蔵したクリーチャーが収録されることが多い。 | ||
緑白 セレズニア | 「騎乗・乗騎」、クリーチャー横並び | |
・白緑の地上の強さと、白の飛行の組み合わせでバランスの良いデッキが組みやすい。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 ・トークンを利用したアーキタイプが多いが、基本的にはセットによりアーキタイプの特徴が大きく異なる。 ・赤白に比べて、速度が遅い傾向がある。 | ||
白黒 オルゾフ | 「生け贄」シナジー | |
・白とパーマネント除去と、黒のクリーチャー除去で多くのデッキ(特にレアカード)に対応しやすい。 ・長期戦が得意だが、カードアドを得づらい、という矛盾を持つ。 ・ライフや生け贄を利用したアーキタイプが多い。 | ||
青赤 イゼット | 「計画」、「2つ目の呪文」 | |
・赤の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・スペル(インスタント、ソーサリー)が多く、クリーチャーが不足しやすい傾向がある。 ・スペルを利用したアーキタイプが多い。 | ||
黒緑 ゴルガリ | 「墓地を利用」 | |
・緑の地上クリーチャーと、黒の除去の組み合わせが強い。 ・攻め手に掛け、長期戦になりやすい。 ・飛行や到達が少なく、相手の飛行クリーチャーの対応を除去に頼りがち。 ・自分の墓地や、タフネスを参照するアーキタイプが多い。 | ||
赤白 ボロス | 「傭兵・クリーチャー」、クリーチャー横並び | |
・赤白の地上の強さと、白の飛行の組み合わせでバランスの良いデッキが組みやすい。速攻持ちが多い。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 ・小型クリーチャーが横並びになるアーキタイプが多い。 ・緑白に比べて、速度が速い傾向がある。 | ||
緑青 シミック | 「計画」 | |
・緑の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・マナ加速しやすい。 ・クリーチャー除去カードが圧倒的に弱い。 ・土地を利用したアーキタイプが多い。マナクリーチャーが収録されることが多い。 |
点数表で、カード1枚1枚についてもっと知ろう!
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最後に、最新のカードセットのボックス、関連商品などの発売情報です。オンラインショップの方が安い場合も多々ありますので、近くのショップがある方は、店舗の価格も参考にした上で購入を検討して頂ければと思います!
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