ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、ドラフト/シールド用コンテンツの一覧です。解説編では、点数表から該当テーマのカードを抜粋し、環境を考慮した簡単な解説コメントを記載しています!また、対戦チートシートとは、ドラフトやシールドの対戦中に覚えておくと便利なカードの一覧をまとめたものです。相手の手札を予測して、戦いを有利に進めましょう!
ぜひ、チェックしてみてください!
概要
<早見表> | 1,2 マナ | 3,4 | 5,6 | 7,8 |
---|---|---|---|---|
地上クリーチャー | 普通 | 普通 | 普通 | (無し) |
飛行クリーチャー | 弱い | 普通 | 強い | (無し) |
除去 | 普通 | 強い | 普通 | 普通 |
ドロー性能 | 低い | |||
ライフゲイン性能 | 普通 | |||
マナフラ対応力 | 高い | |||
テーマ、シナジー | 墓地の活用 スピリット |
ロアホールドは、赤白から構成される中速、シナジー&コンボ寄りのアーキタイプです。テーマとして、墓地の活用とスピリットシナジーが存在し、ドロー性能は無いものの、履修やマナを使う起動能力が多く、序盤から中盤、終盤まで常にリソースを使い続けることで勝利を目指すアーキタイプと言えるでしょう。特徴として序盤から終盤まで、地上と飛行のクリーチャーの性能が両方ともほぼ平均的であり、バランスが良い点が挙げられます。除去カードも他大学と比べてバランスが良いく、中間レベルです。カード1枚を強化して勝つようなイメージではなく、緻密なクリーチャー交換を続けていき、相手をリソース切れにしたり、スキを見てコンボを決めるような戦い方が可能です。
より詳しいに入る前に、ロアホールド用の多色カードについて簡単に確認しておきましょう!次のカードでは、ロアホールドのカードを抽出してリスト化しています。神話とレアが気になりますが、ここはリミテッドですので、特にアンコモンとコモンカードについてチェックしましょう!
「ロアホールド :赤白」の多色カード一覧
名前 日/英 | 画像 | 点 | コメント | 色 | マナ総量 | レアリティ | P | T | タイプ | サブタイプ | 特殊タイプ | キーワード |
「ロアホールド:赤白」のよくある勝ち筋
<早見表> | 1,2 マナ | 3,4 | 5,6 | 7,8 |
---|---|---|---|---|
地上クリーチャー | 普通 | 普通 | 普通 | (無し) |
飛行クリーチャー | 弱い | 普通 | 強い | (無し) |
除去 | 普通 | 強い | 普通 | 普通 |
ドロー性能 | 低い | |||
ライフゲイン性能 | 普通 | |||
マナフラ対応力 | 高い | |||
テーマ、シナジー | 墓地の活用 スピリット |
ロアホールドの勝ち筋は、アーキタイプの早見表を参考に考えれば、「序盤から中盤にかけては地上と飛行のクリーチャーを展開していき、終盤は墓地利用を繰り返し、相手を息切れさせるか、コンボを決める」動きが鉄板になります。デッキの構成を間違えると、悪い言い方で「何の強みもないデッキ」ができあがる危険性もあります。勝ち筋を十分に考えてデッキを構築しましょう。
序盤から中盤の動きはシンプルです。ロアホールドに序盤、派手な動きはありません。ライフゲインの手段があまりないため、ライフを大事にして、序盤から終盤までクリーチャーを戦闘で交換していきましょう。
1ターン目
なし
2ターン目
地上のクリーチャーを展開します。ブロックで使う場合は、[[著名な歴史家]]や、[[象徴学の教授]]でブロックできると、それだけでアドバンテージといえるでしょう。ここで墓地に落ちたクリーチャーは、ロアホールドでは後で墓地から回収できる可能性が高く、その点でも[[象徴学の教授]]は特に相性が良いです。
[[ロアホールドの発掘]]をプレイするのも強いです。毎ターン0.5点ドレインのようなイメージですね。切削で墓地利用を促進しながら、ライフレースを支援していきます。終盤には毎ターンクリーチャーが生成可能になります。
3ターン目
ロアホールドには3マナの地上クリーチャーが豊富にあります。ぜひ3ターン目に展開したいクリーチャーです。可能ならクリーチャーを展開したいですが、状況次第では赤の除去を先に行っておくこともあるでしょう。
4ターン目
ロアホールドの4ターン目は[[戦闘学の教授]]か、[[発煙する肖像]]以外、攻め手に使えるクリーチャーがいません。これらが唱えられると良いですが、もし無い場合には墓地利用のコンボパーツとなる[[秘本破り]]を用意しておいたり、相手のクリーチャーへの除去を構えてターンエンドする動きも良いでしょう。
5ターン目
先程の4ターンとは打って変わって、5ターン目にはクリーチャーが大渋滞します。もし場に[[秘本破り]]がいて、墓地に追放できるスペルがあれば、[[実地歴史家、クイントリウス]]を場に出すことで、確実にスピリットトークン生成の効果を誘発させることができます。
相手に除去がありそうな場合、安定択としては[[秘宝のナマケモノ]]や[[精霊召喚学]]など地上クリーチャーの展開や、[[柱落としの救助者]]で飛行を用意しながら、カードアドバンテージを稼ぎます。
5マナで墓地からスピリットトークンを生成できるカードも多数存在しますが、手札に余裕がある時点でまだ使う必要はありません。それよりも強いカードを出して戦況を少しずつ有利に進めましょう。
6ターン目
6ターン目以降からは、カードアドバンテージをとれる行動が多くなります。なお、5ターン目以降は[[実地歴史家、クイントリウス]]のコンボを常に狙います。相手の除去を切らして上で出すことができれば、あなたの勝ちでしょう。[[エクスタスの隆盛]]は除去しながら履修でアドバンテージを得る分かりやすいカードです。[[蘇りし過去招き]]は本環境でトップクラスに強い飛行カードです。ロアホールドは、[[実地歴史家、クイントリウス]]と、[[蘇りし過去招き]]で成り立ってるといっても過言ではありません!
一方、コントロール寄りの動きをしていくのも有効です。[[除名]]のようなインスタント除去を構えつつ、もし除去を使わなければ[[ロアホールドの発掘]]や、[[著名な歴史家]]でスピリットトークンを出すという動きが基本になります。
7ターン目以降
象さんの着地は引き続き常に狙っていきます。一方で、相手のスキをついてライフを削っていく戦法もロアホールドには用意されています。もし[[ロアホールドの初学者]]がいる場合、このターンくらいから(やっと)使える機会が出てくるでしょう。
後は引き続き6ターン目同様にアドバンテージをとっていくか、6ターン目で述べたコントロール寄りの動きをしていくことを繰り返します。相手の神話、レアカードに対応できるよう、除去カードを切らさないように注意しましょう。
「ロアホールド:赤白」のよくある負け筋、苦手なカード
ロアホールドでは、クリーチャー全体の質は高くはありません。そのため、他大学のより優秀なクリーチャーを普通に相手しているだけで押され負ける危険性は十分にあります。そのため、負け方も「序盤から終盤にかけて少しずつ押されてしまい、普通に負ける。」というシンプルな形が多いでしょう。
墓地活用を行うにはマナが必要であり、そのためには相手の猛攻を一度ストップさせる必要があります。一方で、履修や強力なクリーチャーで息切れせずに攻めてくる相手には少しずつ押されていってしまいます。ロアホールドには、例えばプリズマリのように「1枚で戦況をなんとか取り戻せるビッグスペル」のようなものは存在しません。少しずつ押されればそのまま負けてしまいます。赤の軽量除去や、緻密なクリーチャー交換で墓地活用ができる余裕を作り出して下さい。
ロアホールドは基本的には除去カードを赤のダメージ火力に頼っているため、「タフネスが高いクリーチャーの除去は苦手」です。特に、タフネスが5を超えだすと除去できるカードは限られてきます。タフネスが6を超えると、除去カード1枚で除去を行うのはほぼ不可能です。この点は黒の確定除去と全く異なる特性と言えます。[[クアンドリクスの誓約魔道士]]など、どんどん大きくなるクリーチャーは早めに除去しておかないと取り返しがつきません。これに対応するため、白の条件付きの確定除去を入れておくことが推奨されます。例えば、[[エクスタスの隆盛]]や、[[除名]]、[[学舎防衛]]などです。
シナジーのある組み合わせ
ロアホールドのシナジー、コンボには、[[実地歴史家、クイントリウス]]の重要度が非常に大きいです。特に、[[秘本破り]]はマナコスト無しに墓地のカードを追放できるため、相性は抜群です。[[歴史の再構築]]も、象さんの誘発効果に寄与します。一度墓地に落ちてから追放される、という動きのためです。墓地から手札にカードを回収することでも象さんの効果は誘発されます。一度このシナジーが回れば、勝利は近いでしょう。
上記のシナジーも強力ですが、やはりこの2枚の組み合わせが最も強いでしょう。アンコモン同士とはいえ、揃ったときの強さはレア以上です(神話未満)。
ロアホールドにはスピリットシナジーが用意されていますが、これはなかなか使いづらいシナジーです。スピリット自体が以外とそこまで多くなく、スピリットトークンも3マナ3/2の性能のため、そこまで横に並ぶことが少ないためです。長引いた戦いでは活用できることもあるでしょう。
マイナーなシナジーですが、ロアホールドには追放に関するシナジーも用意されています。[[石縛りの使い魔]]が追放シナジーの元になるカードです。注意として、あなたのターンのみに1回までしか誘発しないので注意して下さい。この点が非常に使いにくいです…。
3色にする場合
ロアホールドは色拘束の強いカードが少ないため、3色にすることは難しくありません。しかし、ドローカードや色を支援するカードがないため、色事故の確率には気をつける必要があります。2色土地の関係上、ロアホールド(赤白)と組めるのは、基本的にはプリズマリ(青赤)とシルバークイル (白黒)と言えます。
可能ならシングルシンボルの強いカードを採用したいところです。[[マグマ・オパス]]と8マナですが、ロアホールドであれば問題なく到達できます。[[大渦の詩神]]はシンプルに優秀です。ロアホールドはクリーチャーやスペルを回収できる点も強力なため、回収可能な強力なレアのクリーチャーカードや、スペルカードを用意しておくことで回収の価値を上げることができます。
シルバークイルには強力なレアカード、クリーチャー除去カードが多いです。ロアホールドとのシナジーはほぼありませんが、強力なカードを入れることでデッキが単純に強くなるでしょう。[[激的な終焉]]は白だけでも利用が可能ですが、黒をいれると早めに唱えることができるかもしれません。トークンの多いロアホールドとの相性は抜群です。これが破壊されなければ勝ちます。
色事故の防止や、3色目にタッチした色が手札に来ない場合に備えて、[[環境科学]]を1枚必ずサイドボードに用意しておくのは、ストリクスヘイヴンの鉄板戦略と言えます。
他大学の「赤、白」混成マナカード一覧
色の拘束は少し厳しいものの、他の大学のカードは基本的に採用可能です。
名前 日/英 | 画像 | 点 | コメント | 色 | マナ総量 | レアリティ | P | T | タイプ | サブタイプ | 特殊タイプ | キーワード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
劇的な終焉 Dramatic Finale | 9 | 自分のクリーチャーが死亡するたびに、実質3/2の飛行トークンに変換するカード。各ターン1回のみの制限がある。相手のターンでも誘発するため、チャンプブロッカーも飛行3/2に代わり、相手は攻撃することすら難しい。 | 黒, 白 | 4 | レア | エンチャント | - | - | - | |||
精霊表現者 Elemental Expressionist | 7 | 1回では理解できないシリーズ。簡単に言えば、対象としたクリーチャーが破壊または追放される場合に、それを4/4のトークンに変換する魔技である。このクリーチャーがいることで、相手の除去カードに対する強い耐性ができる。魔技は自分にも使うことができる。なお対象としたクリーチャーは、”追放される”ことになるので、死亡時の誘発効果は発動しないので注意。単体除去だけではなく、全体除去にも有効。トリッキーな使い方、注意点として、例えば[にやにや笑いのイグナス]を対象とした場合、イグナスの効果で手札に戻そうとすると、手札に戻らずに追放されて、4/4エレメンタルなる。 | 赤, 青 | 4 | レア | 4 | 4 | クリーチャー | オーク, ウィザード | - | 魔技 | |
精霊召喚学 Elemental Summoning | 6 | 各大学のクリーチャー生成講義スペルの一つ。5マナ4/4は、特に青としては十分優秀なスペックである。 [講義カードは+2加点されています] | 赤, 青 | 5 | コモン | ソーサリー | 講義 | - | - | |||
墨獣召喚学 Inkling Summoning | 6 | 各大学のクリーチャー生成講義スペルの一つ。唯一の飛行である。3マナ2/1飛行は白としては低スペックだが、黒としてはコモン帯では通常のカードによくあるスペックである。 [講義カードは+2加点されています] | 黒, 白 | 3 | コモン | ソーサリー | 講義 | - | - | |||
エクスタスの隆盛 Rise of Extus | 6 | クリーチャーの追放除去、ついでに墓地のスペルも1枚追放できる。6マナのソーサリーのため除去としては弱い部類だが、履修を利用してアドバンテージを稼ぐことができる点が強力。クリーチャーと墓地のカードを合計2つ対象とするため、クリーチャーに呪禁などを付与されてもこのスペル自体が立ち消えることはなく、ほぼ確実に履修ができる点も良い。 | 黒, 白 | 6 | コモン | ソーサリー | - | - | 履修 | |||
プリズマリの誓約魔道士 Prismari Pledgemage | 5 | 2マナ3/3の優秀な壁である。魔技によりアタックにも利用可能。プリズマリの地上の主戦力と言える。色拘束が強いので他大学での採用は少し難しい。ストリクスヘイヴンではクリーチャー生成スペルなどもあり、アタックできる機会は多いだろう。 | 赤, 青 | 2 | コモン | 3 | 3 | クリーチャー | オーク, ウィザード | - | 防衛, 魔技 | |
シルバークイルの誓約魔道士 Silverquill Pledgemage | 4.5 | 魔技により、飛行か絆魂を持つことができるクリーチャー。魔技を2回誘発すれば、飛行絆魂3/1となり非常に強力。しかし毎ターン魔技を誘発する必要があり、継続はなかなか難しい。相手のターンに魔技を誘発することで、飛行のブロックにも使える。シルバークイルのクリーチャーだが、絆魂のためウィザーブルーム(黒緑)との相性も良い。 | 黒, 白 | 3 | コモン | 3 | 1 | クリーチャー | 吸血鬼, クレリック | - | 魔技 | |
実例指導 Teach by Example | 3 | 魔技を誘発させるためのカードと考えて良いだろう。コピーしたいスペルより”先に”使っておくことに注意しよう。あるスペルをコピーした場合、基本的に合計3回魔技が誘発する(このカード、スペル、コピーされたスペル、の3回)。 | 赤, 青 | 2 | コモン | インスタント | - | - | - |
「赤、白」の単色カードと、無色カード一覧
余裕があれば単色、無色のカードも見直しておきましょう。
名前 日/英 | 画像 | 点 | コメント | 色 | マナ総量 | レアリティ | P | T | タイプ | サブタイプ | 特殊タイプ | キーワード |
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それでは、ストリクスヘイヴンをお楽しみください!
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回収するフェニックスを出すと「墓地から離れる」わけだから象が誘発する
これでわかったと思うんだけど、戦場に象さんがいて墓地にフェニックスがいるときに授業初日打つと5/3速攻と3/3飛行速攻が場に並ぶことになるのではちゃめちゃに強い