ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、リミテッド(ドラフト/シールド)用コンテンツの一覧です。現在閲覧中のページ以外に、もし興味ある記事がありましたらぜひチェックしてみてください!
2024.07.26:記事をアップデートしました!
2024.07.23:初版をリリースしました!
🐿️はじめに🐿️
本記事ではリミテッド(ドラフト、シールド)に向けた、「ブルームバロウ」の新しいメカニズムや、再録メカニズム、アーキタイプや、環境の特徴などについて紹介していきます!主に、初回プレイ前にご覧いただくことを目的としています。ぜひ、リアルでのプレリリースや、MTGアリーナでのプレイ前にご一読ください!
ストーリーについて興味のある方は公式サイトのストーリー紹介にてご確認下さい!
🐸プレイ・ブースターのカード構成🐸
スタンダートとしては2つ前のセットである「カルロフ邸殺人事件」より、リミテッドに用いるパックが「ドラフト・ブースター」から「プレイ・ブースター」へ変更となっています!ざっくり言うと、1パック当たりのコモンの枚数が減り、レアの割合が増えました。これにより、初回の「カルロフ邸殺人事件」などでは、特にシールドで次のような特徴が見られました。
- シールドでのレア総数が非常に多くなった(10枚以上)。
- シールドでは、デッキの安定性で2色とするよりも、レアの採用枚数を増やすための3多色以上が以前より多くなった。(速攻型のデッキでの2色は有効)
- 多色化に貢献しやすい緑込みの3色が安定性の面から有効。
- シールドでは、デッキの安定性で2色とするよりも、レアの採用枚数を増やすための3多色以上が以前より多くなった。(速攻型のデッキでの2色は有効)
「ブルームバロウ」においても上記の特徴は継承される可能性が高いです。次に一般的なプレイ・ブースターの封入割合や枚数などについては、カードセットによらず概ね以下となります。
- コモン:6~9枚
- アンコモン:3~5枚
- レア/神話:1~4枚
- 土地カード:1枚(基本土地に限らず二色土地などの可能性有り)
最後に、公式情報を基にして本セットの「ブルームバロウ」におけるプレイ・ブースターの封入割合や内容について整理しました。ぜひ、プレイ前の参考にしてください!
枚数 | 種類 | レアリティ | 確率と種類 |
---|---|---|---|
1枚 | 通常版 or ザ・リスト | 通常版:コモン ザ・リスト:ランダム | 80%:通常版 20%:ザ・リスト ※ 確率異なる可能性有り |
6枚 | 通常版 | コモン | 100% |
3枚 | 通常版 | アンコモン | 100% |
1枚 | 通常版 | レア、神話 | 100% |
1枚 | 通常版 | ランダム | レアリティ確率不明 |
1枚 | フォイル枠 | ランダム | レアリティ確率不明 |
1枚 | 土地枠 | コモン | 100%:基本土地 |
1枚 | トークン・広告枠 | ー | ー |
ブースターの封入割合は非常に難解ですが、そこまで細かく気にしなくて良いでしょう!とりあえず以前よりコモンが少なめで、レアが出る総枚数が多くなりがちで、一部セット外のカードが出る、ということです!
🐰メカニズム、および注目のアーキタイプ🐰
「ブルームバロウ」における、新しいメカニズムや、注目のキーワード、能力などを簡単に説明します!それぞれのメカニズムの予習しておきましょう!最後には、既知のキーワードについても頻出するものを紹介します!なお、以後ではメカニズムを「キーワード」と呼んだりしていますが、これはメカニズムと同じ意味で捉えて下さい。
- 「新生」New:追加コストを払って唱えることで、1/1のコピートークンを追加で生成する!
- 「贈呈」New:贈呈ありで唱えると、相手に恩恵を与えるが、カードに追加効果を得る!
- 「給餌(きゅうじ)」New:「墓地のカード3枚追放 or 食物1つを生贄にする」という処理のこと!
- 「雄姿(ゆうし)」New:自分の呪文や能力の対象となることで誘発される能力!ただし、1ターンに1回まで。
- 「積算4(せきさん4)」New:1ターン中に、呪文を唱えるために4マナ目が支払われることで誘発する能力!(ちょっと説明が難しい!)
- その他:「スレッショルド」など
新生
環境で「新生」が多く使われる場合には、戦場に”1/1”クリーチャーが出る確率が高くなる、と言えます。このような環境の場合は、例えばよくあるような地上の”3/1”クリーチャーや、飛行の”2/1”クリーチャーは相対的に価値が下がることになり、特にアタッカーとしては機能しづらくなるでしょう。
また、能力持ちで「新生」持ちであるクリーチャーは分かりやすく強力といえますが、明らかにぶっ壊れレベルのカードはさすがにありません!
「新生」というのは、「新生児」などに使われる新生の意味で、クリーチャーの子供を生成するイメージを表していると思われます。なお英語名は「Offspring」であり、これは「子孫」という意味でもう少し分かりやすいですね!
贈呈
贈呈は分かりやすい能力ですが、贈呈されるものには何があるかは把握しておきたいですね!贈呈を利用するかは完全に状況と読み次第かと思います。特にリミテッドにおいては、カード1枚に限らず、魚の1/1トークンや食物トークンも相手次第では大きく活用されてしまうかも知れません。相手のデッキ(アーキタイプ)によっても、贈呈すべきかどうか、の判断は必要でしょう。
「贈呈」とシナジーするカードは、このハムスターだけです!スタッツも良く、とりあえず採用できるカードですね。
「贈呈」の英語名はGift(ギフト)です。…となると、日本語も「ギフト」で良かったのでは!?
と思ったのですが、使われ方が動詞のGiftなんですよね…。(Gift a card、など)
日本語で、「ギフトする」とは言えないですね…。
給餌(きゅうじ)
「給餌」を安定して利用するためには、他のカードで墓地肥やしや、食物の用意が必要になるでしょう。リスに関連するカードには、それらのカードが用意されています!キーワードとしては「切削」・「食物(トークン)」に加えて、「諜報」なども、「給餌」を支援してくれるでしょう。
また、パーマネントのカードの中にはそもそも「食物」のタイプを持つカードも存在します!食物はトークンだけではないのです!
雄姿(ゆうし)
ここは説明不要ですね!クリーチャーを対象とする呪文や能力と組み合わせましょう!インスタントタイミングで「雄姿」を誘発することは、戦略上かなり強力そうですね!
「雄姿」のような能力は、コンバットトリック的に1回だけ誘発する使い方に限らず、継続的に能力を誘発する環境を整えることで、さらにカードの価値を高めることができるでしょう。さまざまなカードにクリーチャーを対象とする能力があります!見逃さないようにしましょう。
「装備品」や「自分のクリーチャーも対象とする除去スペル」など、「雄姿」を誘発する手段として少し見逃しやすいカードもあります!また、[おどけたひと押し]も基本は相手クリーチャーに使う除去スペルですが、場合よっては自分のクリーチャーに使っても良いのです!
なお、「装備品」については「装備中のクリーチャーに再び装備する」こともできますから、装備を毎ターン1回起動することで、「雄姿」の毎ターン発動が可能です。
昔のテーロス次元にあった「英雄的」と似たキーワードと言えますね!「英雄的」は呪文限定でしたが、「雄姿」は能力でもOKとなってる点には留意してください。
積算4(せきさん4)
「積算」のカウント対象は、”呪文を唱えるためのマナ”のみとなります。「新生」などの追加コストもこれに含まれるため、「新生」持ちとの相性は良いと言えますね。逆に言えば、コストを減らす効果を持つカードとはアンチシナジーになる可能性があります。
「積算4」を毎ターン達成することは、容易ではありません。4マナ以上のカードをデッキに多く採用する、ことが分かりやすい構築になりますが、低マナでドロー能力などを内蔵するカードを採用することで、「3+1=4」などを実現しやすくなるでしょう!
その他:「スレッショルド」など
最後にカードの紹介だけとはなりますが、一部の特徴的なキーワードや、シナジーを構成する能力についても掲載しておきます!このあとのアーキタイプの紹介の参考にもしてください!
スレッショルド
🦦アーキタイプ早見表(2色の特徴)🦦
「ブルームバロウ」における、各色のアーキタイプ早見表です!実際にそれぞれの特徴通りにプレイできるかは全く未知数ですが、各色には以下のようなキーワードや特徴があります。シナジーを意識する場合、特にドラフトでは意識したい部分ですね。
全てのアーキタイプにリミテッド的に強力なシナジーがあるとは限りません。例えばあるクリーチャータイプが揃っていても、そこまでシナジーがなく、デッキの強さに影響しない場合もあります。下記の特徴をそのまま採用するのではなく、カードプール内のクリーチャー間や、他のカードとのシナジーをよく検討してデッキを構築しましょう。重要な点は、「このデッキでどう勝てるか。(どのような相手に負けるか。)」を考えることです。「特徴がないデッキ = 弱いデッキ」ということにはなりません。場合によっては1色ずつの強みを生かし、未知のシナジーを生み出せるかもしれません。
色/俗称 (ギルド) | 本セットにおける、キーワード、デッキ傾向 | |
---|---|---|
一般的な長所と短所(全てのカードセット共通) | ||
白青 アゾリウス | 🐦「飛行」・「鳥」・飛行を持たないクリーチャーとのシナジー | |
・白の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・システムクリーチャーの除去が苦手。 ・セットによりアーキタイプの特徴が大きく異なる。 | ||
青黒 ディミーア | 🐭「スレッショルド」・「ネズミ」 | |
・青のドローと打ち消し、黒のクリーチャー除去でコントロール寄りの戦いが強み。 ・クリーチャーの質が低く、特に地上クリーチャーが圧倒的に弱い。 ・自分の墓地の枚数を参照することが多い。切削や諜報を利用したアーキタイプが多い。 | ||
黒赤 ラクドス | 🦎「相手がライフを失っている」・「トカゲ」 | |
・赤と黒による幅広いクリーチャー除去カードが豊富。 ・飛行や到達が少なく、相手の飛行クリーチャーの対応を除去に頼りがち。 ・アーティファクトや生け贄を利用したアーキタイプが多い。 | ||
赤緑 グルール | 🦝「積算4」・「アライグマ」 | |
・地上クリーチャーが最も強い。 ・クリーチャー単体が強く、特にシナジーがなくとも一定の強さがある。 ・飛行クリーチャーがほぼいない。 ・白や黒のような確定除去を持たず、レアなどの超大型クリーチャーを除去しきれない。 ・パワーを参照することが多い。除去能力を内蔵したクリーチャーが収録されることが多い。 | ||
緑白 セレズニア | 🐰「トークン」・「兎」・「新生」やトークンによるクリーチャー横並び | |
・白緑の地上の強さと、白の飛行の組み合わせでバランスの良いデッキが組みやすい。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 ・トークンを利用したアーキタイプが多いが、基本的にはセットによりアーキタイプの特徴が大きく異なる。 ・赤白に比べて、速度が遅い傾向がある。 | ||
白黒 オルゾフ | 🦇「ライフ変化」・「コウモリ」 | |
・白とパーマネント除去と、黒のクリーチャー除去で多くのデッキ(特にレアカード)に対応しやすい。 ・長期戦が得意だが、カードアドを得づらい、という矛盾を持つ。 ・ライフや生け贄を利用したアーキタイプが多い。 | ||
青赤 イゼット | 🦦「スペル」・「カワウソ」 | |
・赤の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・スペル(インスタント、ソーサリー)が多く、クリーチャーが不足しやすい傾向がある。 ・スペルを利用したアーキタイプが多い。 | ||
黒緑 ゴルガリ | 🐿️「給餌」・「リス」・墓地利用 | |
・緑の地上クリーチャーと、黒の除去の組み合わせが強い。 ・攻め手に掛け、長期戦になりやすい。 ・飛行や到達が少なく、相手の飛行クリーチャーの対応を除去に頼りがち。 ・自分の墓地や、タフネスを参照するアーキタイプが多い。 | ||
赤白 ボロス | 🐀「雄姿」・「ハツカネズミ」 | |
・赤白の地上の強さと、白の飛行の組み合わせでバランスの良いデッキが組みやすい。速攻持ちが多い。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 ・小型クリーチャーが横並びになるアーキタイプが多い。 ・緑白に比べて、速度が速い傾向がある。 | ||
緑青 シミック | 🐸「ブリンク」・「カエル」 | |
・緑の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・マナ加速しやすい。 ・クリーチャー除去カードが圧倒的に弱い。 ・土地を利用したアーキタイプが多い。マナクリーチャーが収録されることが多い。 |
🐭点数表で、カード1枚1枚についてもっと知ろう!🐭
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