ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、リミテッド(ドラフト/シールド)用コンテンツの一覧です。現在閲覧中のページ以外に、もし興味ある記事がありましたらぜひチェックしてみてください!
2024.02.04:記事の記載が完了しました!
2024.02.02:初版をリリースしました!
はじめに
本記事ではリミテッド(ドラフト、シールド)に向けた、「カルロフ邸殺人事件」の新しいメカニズムや、再録メカニズム、環境の特徴について紹介していきます!ぜひ、リアルでのプレリリースや、MTGアリーナでのプレイ前にご一読ください!
ストーリーについて興味のある方は公式サイトのストーリー紹介にてご確認下さい!
プレイ・ブースターのカード構成
「カルロフ邸殺人事件」より、ブースターパックが「ドラフト・ブースター」から「プレイ・ブースター」に変更となります!大枠のイメージは大きく変わらないのですが、まとめると下記3点が特徴といえます。
- プレイ可能なカードの枚数が、1パック当たり、「15枚~14枚 → 13枚」へ減少しました。
- 特に、コモンの封入枚数が「9枚 → 最大7枚」へ減少しました。
- 第7枠の「ザ・リスト」は基本的(87.5%)にコモンなのですが、アンコ・レア・神話のカードが出る場合も有りうる特殊な枠です。
- レア/神話レア枠は1枚ですが、不特定カード2枚の枠により、レア/神話レアの封入率が上がり、最大4枚となりました。
- 第7枠からもレア/神話が出ますので、7・11・13・14枠で、最大4枚となります。
これらの「プレイ・ブースター」の特徴は、どのように、リミテッド(ドラフト/シールド)に影響するでしょうか。おそらく下記のような変化が発生することが予想されます。
- シールドでは、レア/神話の封入率が上がったことで、レア/神話の採用率が高くなる。
- 結果、レア/神話をデッキに入れるため、3色目をデッキに組み込む方が強くなる場合が多くなりえそう。
- シールドでは、カードの総数(特にコモンの枚数)が減ったことで、シールドの2色デッキ自体は組みやすくなりそう。
- どのコモンを入れるか?で悩むのが少しだけ減りそうです。
- ドラフトでは、カードの総数(特にコモンの枚数)が減ったことで、1ピックの重要度が高くなり、ピックの難易度が上がりそう。
と、色々書きましたが大きくはあまり変わらない気はしています!初めてのプレイ・ブースターのセット、楽しんでいきたいですね。
なお、レア土地(2色の諜報ランド)は第13枠から、1/6の確率でのみ出現するようです!
第11枠にレア土地は出ないようですね。
最後に、参考までに前回の「イクサラン:失われし洞窟」のドラフト・ブースターの封入内容を掲載しておきますので、気になる方は見比べてみてください。
新メカニズム + 重要な再録メカニズム
「カルロフ邸殺人事件」において、新しいメカニズムは5個あり、頻出の再録のメカニズムが1個存在します!それぞれのメカニズムの予習しておきましょう!なお、以後ではメカニズムを「キーワード」と呼んだりしていますが、これはメカニズムと同じ意味で捉えて下さい。
- 「変装」New:カードを裏向きで2/2クリーチャーとして唱えられる!変装コストで表向きにできる。
- 「偽装」New:カードを裏向きで2/2クリーチャーとして戦場に出す!そのカードのコストで表向きにできる。
- 「容疑」New:クリーチャーに容疑をかけたり、容疑を晴らしたりできる!容疑クリーチャーは威迫を持ち、ブロック不可となる。
- 「証拠収集」New:マナではないコストの1つで、墓地から必要なマナ総量になるようにカードを1枚以上追放する!
- 「事件」New:置物エンチャントで、解明条件を満たすと、新しい能力(解明完了)が有効になる!
- 「調査」:手掛かり・トークン(生け贄で1ドロー)を生成する。
変装
変装持ちのクリーチャーならば、「謎のクリーチャー」として3マナ2/2クリーチャーとして裏面で唱えることができます!「謎のクリーチャー」は護法②を持っていますので、相手としては除去するにもそれなりにコストが必要になります。強いカードなのか(レアなのか、コモンなのか)分からないクリーチャーを、護法②を払って除去するのは何とも言えません。また、裏面のクリーチャーはいつでも変装コストを払い表面にでき、その際に何らかの効果を誘発するクリーチャーもいれば、能力を持たないクリーチャーもいます。
また裏向きで使う場合でも、テキストの記載のとおり「唱えて」いますので、通常の打ち消し呪文の対象になります。
変装により、戦闘時のインスタントタイミングでの割り込み行為(コンバットトリック)が多くなることが予想されます。例えば、「シンプルにスタッツが変わる」ことや、「表向き時の能力で有利を取られる」ことは簡単に分かるかと思います。アタック・ブロッククリーチャーのスタッツが変わったり、戦闘中のクリーチャーに破壊不能を付与されたりする可能性がありますね。
また、コンバットトリックとは異なりますが、「アタック前」「ブロック前」にも変装で表向きになるシーンがあるでしょう。例えば、「相手の飛行クリーチャーのブロックのため、自身の裏向きの飛行・到達持ちクリーチャーを表向きする」ことや、「攻撃宣言前に相手のクリーチャーをタップするため、変装する」や、「相手のクリーチャーのブロックのため、自身のタップされているクリーチャーをアンタップする」ことです。
本セットには変装持ちのクリーチャーがなんと、36枚も収録されています。また、後述する「偽装」も存在する関係で、本セットの戦場には、2/2クリーチャーが頻発します。そのため、全体的に2/2クリーチャーが不利・苦手とするカードが少ない設計がされていると思われます。例えば、コモン帯に2/3クリーチャーが存在せず、3/2クリーチャーが多い、とは分かりやすい例です。
戦闘スタッツの基準が2/2のため、変装クリーチャーにも考慮がされています。結論からいうと、「2/2に対し、戦闘で一方的に有利になるには、必ず5マナ以上が必要」となります。逆に、4マナ以下の場合にはそのカード単体では必ず2/2に対して一方的に有利になることはできず、相打ちになります。相手の裏向きクリーチャーとの戦闘では、「相手が5マナ以上あるかないか」を常に警戒しましょう!
これはもちろんカード次第にはなりますが、カードの表面の組み合わせがあっていなくても、変装コストがあっていればデッキに採用して良いのです。シンプルですが見逃さないようにしましょう。
相手のマナの色や、相手が意図的にマナの色を変に残してたりするのを見逃さなければ、裏向きのカードが何か予想できるかもしれませんね!
偽装
偽装は「変装」とは似てますが、直接的には関係ありません。主に手札やライブラリのカードを、裏向きで2/2として戦場に出すことをいいます。そのため、そのカードは土地かもしれませんし、クリーチャー、ソーサリーなどかもしれません。
偽装されたカードがクリーチャーならば、それは(変装のように)いつでも表向きにすることができます。その際のコストは、クリーチャーのマナコストになります。また、そのクリーチャーは変装持ちならば、変装コストで払っても良いのです。多くの変装カードは、「変装コストの方が軽い」のですが、一部のカードは、変装コストの方が重いカードもあります。この場合、偽装した方が強力ということですね!
こういった理由から、変装と偽装は明確に区別して戦場に置いておく必要があります。リアルのプレイの際はお気をつけください!
容疑
「容疑」は赤と黒に与えられたキーワードで、犯罪っぽい感じですね。威迫で攻撃的になる一方で、ブロックできないという制限を受けます。
容疑は自身のクリーチャーに付与して攻撃的にする一方で、相手クリーチャーに容疑をかければブロック不可とさせることができます。数は多くないですが、相手クリーチャーを容疑するカードが一部存在します。[現行犯]でコントロールを奪った後は戻ってしまいますが、容疑者のままなので、もはやブロックには使えないのです。
また白や緑には、これも一部ですが容疑を晴らすカードがあります。相手の容疑を晴らすことで、相手の攻撃性(威迫)を軽減することができますね。自身の容疑をなくして、ブロック可能とするのも有効な場面が多いでしょう。
証拠収集
「証拠収集」は、自分の墓地からカードを追放するという追加コストであり、非常にシンプルなキーワードです。マナの追加支払いが序盤は難しいように、証拠収集についても、序盤からの支払いは難しそうに見えますね。また、証拠収集はマナ総量をぴったり一致させる必要はなく、それ以上であればOKです。
主には、青、緑、黒に与えられたキーワードですが、白や赤にも一部存在しています。
「証拠収集」は序盤から使うのは難しそうですが、とはいえ序盤から何とかして使えればより強力かもしれません。何とか墓地を肥やすため、「切削」や「サイクリング」、「諜報」は最も良い相棒といえます。また、「変容」持ちのクリーチャーについても、3マナで変容して墓地に置かれれば、3マナ以上のマナ総量を稼げますね。
青緑には、証拠収集自体の能力と直接シナジーするカードが一部存在します。証拠収集自体のカードはそこまで多くはなく、継続的に行うことは難しいですが、一部のカードには毎ターン「証拠収集」を行え得るカードがあります。このあたりは軽いコンボといえるでしょう。また、ルール上「証拠収集0」を行うことは可能です。そのため、証拠収集で誘発するクリーチャーがいる場合は覚えておきたいですね。
黒緑には、「墓地からクリーチャー・カードが離れる~」というアーキタイプが存在します。この能力を誘発するのは、証拠収集に限らず、上記のカード群(墓地から追放、墓地から手札や戦場に戻る~)と多種多様です。証拠収集と組み合わせて、デッキを強力にしていきたいですね。
事件
「事件」はシンプルな能力ではありますが、少し分かりにくい点はあります。
まず解明条件を満たすのを判定するのは、自分の終了ステップのみです。常に参照しているわけではありません。また、解明条件の誘発に対し、何か状況が変化し(アーティファクトが減る、クリーチャーが除去される、など)、解決時に条件を満たさなければ、解明完了にはなりません。解明解決時まで条件を満たして置く必要がありますので、注意してください。
次に、一度解明条件を満たせば、解明完了の欄にある効果は常に有効になります。[泥棒隼の事件]では、事件カードを生け贄にする能力が追加されますが、別に解明時に生け贄にする必要はありません。一度解明すれば、いつでも生け贄にして良いのです。
調査
「調査」は再録といいますか、いつも時々出てくる能力ですね。本セットにおいては、
手掛かり・トークン(アーティファクト)とシナジーするカードがありますので、そこだけ押さえておきましょう!
手掛かり・トークン自体は、当然ドローになるトークンなので、それ自体で関係しているカードではあります。一方で、青赤にはアーティファクトの数や、その生け贄を要求するカードがあります。手掛かり(調査)もアーティファクト生成の1つの手段である、と留意してデッキ構築してくださいね!
アーキタイプ早見表(2色の特徴)
「カルロフ邸殺人事件」における、各色のアーキタイプ早見表です!実際にそれぞれの特徴通りにプレイできるかは全く未知数ですが、各色には以下のようなキーワードや特徴があります。シナジーを意識する場合、特にドラフトでは意識したい部分ですね。
全てのアーキタイプにリミテッド的に強力なシナジーがあるとは限りません。例えばあるクリーチャータイプが揃っていても、そこまでシナジーがなく、デッキの強さに影響しない場合もあります。下記の特徴をそのまま採用するのではなく、カードプール内のクリーチャー間や、他のカードとのシナジーをよく検討してデッキを構築しましょう。重要な点は、「このデッキでどう勝てるか。(どのような相手に負けるか。)」を考えることです。「特徴がないデッキ = 弱いデッキ」ということにはなりません。場合によっては1色ずつの強みを生かし、未知のシナジーを生み出せるかもしれません。
色/俗称 (ギルド) | キーワード デッキ傾向 | 【全セット共通】 一般的な長所と短所 |
---|---|---|
白青 アゾリウス | 「探偵」 速度:中 | ・白の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・システムクリーチャーの除去が苦手。 ・地上クリーチャーで攻めづらい。 |
青黒 ディミーア | 「手掛かり」 コントロール 速度:遅 | ・青のドローと打ち消し、黒のクリーチャー除去でコントロール寄りの戦いが可能。 ・地上クリーチャーが圧倒的に弱い。 |
黒赤 ラクドス | 「容疑」 アグロ 速度:早 | ・赤黒のクリーチャー除去が豊富。 ・生贄が得意。 ・飛行クリーチャーが弱い。 ・地上クリーチャーのタフネスが低い。 |
赤緑 グルール | 「変装」 マナ加速 クリーチャーは大型 速度:早~中 | ・地上クリーチャーが最も強い。 ・コンバットトリックが得意。 ・確定除去を持たず、超大型クリーチャーを除去できない。 ・飛行クリーチャーが非常に少ない。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 |
緑白 セレズニア | 「変装」 クリーチャーは横並び 速度:早~中 | ・緑の地上と、白の飛行の組み合わせが強い。 ・アグロではあるが、速度が遅め。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 |
白黒 オルゾフ | 「変装」 パワー2以下&裏向き のクリーチャー 速度:中 | ・白とパーマネント除去と、黒のクリーチャー除去で多くのデッキに対応しやすい。 ・ライフドレインや絆魂が多い。 ・長期戦が得意だが、カードアドを得づらい、という矛盾を持つ。 |
青赤 イゼット | 「アーティファクト」 生け贄 飛行機械 速度:早~中 | ・赤の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・スペルシナジーのあるクリーチャーが多い。 ・スペルが多く、クリーチャーが不足する傾向がある。 |
黒緑 ゴルガリ | 「証拠収集」 墓地利用 速度:中~遅 | ・タフネスが高いクリーチャーが多い。 ・長期化しやすい。 ・攻め手に掛ける。 ・飛行クリーチャーが圧倒的に弱い。 ・飛行クリーチャーの対処が苦手。 |
赤白 ボロス | 「大隊」 (3体以上で攻撃) クリーチャーは横並び 速度:早 | ・赤の地上と、白の飛行の組み合わせが強い。 ・コンバットトリックが得意。 ・速攻持ちが機能しやすい。 ・カードアドが得づらく、長期戦に弱い。 |
緑青 シミック | 「証拠収集」 証拠収集を行うたび~ 速度:中 | ・マナ加速しやすい。 ・緑の地上と、青の飛行の組み合わせが強い。 ・クリーチャー除去カードが圧倒的に弱い。 |
点数表で、カード1枚1枚についてもっと知ろう!
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