ドラフト/シールド用コンテンツの一覧
本カードセットの点数表をはじめとした、リミテッド(ドラフト/シールド)用コンテンツの一覧です。現在閲覧中のページ以外に、もし興味ある記事がありましたらぜひチェックしてみてください!
2022.04.27:初版をリリースしました!
「ニューカペナの街角」で、一家の務めを果たせ!
今回は、大都市ニューカペナが舞台となりました!この街は、かつては天使が創造し、今はデーモンが支配する世界の模様です。この街には5つの「一家」が存在し、各々が覇権争いを繰り広げています。それぞれの一家のボスは必ずデーモンになっていますよ!皆さんも一家に参加し、頂点に上り詰めましょう。
本記事ではリミテッド(ドラフト、シールド)に向けた、「ニューカペナの街角」の新しいメカニズムや、再録メカニズム、環境の特徴について紹介していきます!ぜひ、リアルでのプレリリースや、MTGアリーナでのプレイ前にご一読ください!
3色土地が存在したイコリア環境は、リミテッド的には2色または3色という環境でした。一方で「ニューカペナの街角」では、2色デッキは難しく、ほぼ必ず3色以上となるといって良いでしょう!
主なメカニズム
「ニューカペナの街角」では、一家ごとのメカニズム(5個)と再録1個の、計6個のメカニズムがメインとなります!それぞれのメカニズムについて解説していきます。
- 「謀議(ぼうぎ)」:手札を1枚引き、1枚捨て、土地以外を捨てたら+1/+1カウンターで強化できる!
- クリーチャーが持つ能力。
- 「犠牲」:唱える際にクリーチャーを生け贄にすることで、呪文をコピーできる!
- インスタント、ソーサリーが持つ能力。
- 「奇襲」:奇襲コストで唱えることで、速攻と死亡時に1ドローの能力を得る!しかし終了ステップに生け贄にしなければならない。
- クリーチャーが持つ能力。
- 「団結」:他のクリーチャーが戦場に出るたびにさまざまな効果をもたらす!
- クリーチャーが持つ能力。
- 「盾カウンター」:ダメージや破壊効果を1度防ぐことができる新しいカウンター!
- クリーチャーが持つ能力。
- 盾カウンターは、パーマネント全てに置くことが可能。複数個置くこともできる。
- 「秘匿(ひとく)」:戦場に出た際にデッキをN枚追放し、条件を満たすとその中の1枚をマナ・コスト無しで唱えることができる!
- 再録メカニズムであり、今回収録されたカードは全てエンチャント。
謀議(ぼうぎ)
「謀議(ぼうぎ)」はシンプルであり、1枚カードをルーティング(引いて捨てる)しながら、土地以外を捨てた場合に、クリーチャーを+1/+1カウンターで強化することができます。これはクリーチャーのみが持つ能力です。リミテッドに置いては中盤以降では基本的に土地を捨てたい場面が多くなりますが、戦況次第では+1カウンターを置くことを優先しましょう!とはいえ、普通にカードを1枚交換できる能力はリミテッドで強力なため、ドローが得意とはいえない白や黒の謀議は貴重といえます。
墓地で活用できるカードは、謀議で捨てる用のカードとして扱いやすい。
墓地回収のカードは謀議と相性が良い。
カードの中には「謀議で捨てて下さい」と言っているようなカードも存在します!墓地で活用できるカードは、謀議との相性が非常に良いですね。また、普通は後半用のカードである墓地回収カードも、謀議などの墓地肥やしの能力と組み合わせれば、いつもより使いやすいでしょう。
犠牲
「犠牲」は呪文を唱える際に、指定のパワー以上であるクリーチャーを生贄とすることで、その呪文をコピーする、という新しい感じのするキーワード能力です。他のキーワードと異なり、「犠牲」のみがスペル(インスタント、ソーサリー)のみが持つ能力です。そのため、クリーチャーが主体となるリミテッドにおいては、他のキーワードより使いこなすのは少々難しいかもしれません。犠牲にしても良いようなクリーチャーをデッキに採用することで、安定して犠牲を使うことができるでしょう。
犠牲2以上のカードの採用する際にはデッキ構築に注意。
指定のパワー以上の要求する能力としては、機体カードの「搭乗」と似ています。経験ある方は分かるかもしれませんが、要求するパワーが1と、それ以外(2以上)では使い勝手が非常に異なります。犠牲2以上のカードを採用する際には、「生贄にしやすいパワー2以上のクリーチャーがどの程度デッキに存在するか」に注意しましょう。
犠牲は打ち消しに強い。
犠牲は唱えるに際し、その呪文をコピーするため、もしそれら2つの呪文を打ち消すには、打ち消しカードは当然2枚必要になります。このことから、犠牲の能力を使うことで打ち消し耐性ができると言えるでしょう。ただ、打ち消しはリミテッドよりも構築の方が多いため、構築でより輝く特徴と言えますね。
コピーされた呪文の犠牲は使えない。(犠牲は1回だけ)
犠牲でコピーされた呪文は犠牲の能力自体は持つものの、記載の通り「あなたがこの呪文を唱えるに際し~」を満たさないため、無限に犠牲で呪文をコピーするようなことはできません。
奇襲
「奇襲」は、普通に呪文を唱える代わりに、奇襲コストで唱えることでそのクリーチャーに速攻と「死亡時に1枚ドロー」する能力を付与します。しかし、エンド時に生贄にするデメリット効果も同時に持ちます。これはクリーチャーのみが持つ能力です。能力名の通り、奇襲で唱えて速攻を持たせることで、奇襲性が高くなるような能力を持っているクリーチャーが多いです。速攻能力はリミテッドよりも構築で有用な能力です。速攻を付与するだけの能力と捉えず、そのクリーチャーが持つ能力に注目してデッキに採用したいところです。
コストが軽めの「犠牲」や、生贄、死亡誘発系のカードとの相性が良い。
奇襲コストで唱えたクリーチャーは、死亡時1ドロー効果を持つ一方で、エンド時に生贄に捧げる必要があります。それを逆手にとって、自分から奇襲されたクリーチャーを生贄するような動きや、死亡誘発効果を付与することで、奇襲で付与された能力を最大限活用できるでしょう。ただし奇襲コストが重いカードも多いため、「犠牲」等のカードはマナコストが軽めのカードを相方として使いたいですね。
団結
「団結」はシンプルな能力で、他のクリーチャーが出るたびにさまざまな効果をもたらします。これはクリーチャーのみが持つ能力です。シンプルすぎて説明に書くことがない…?!
クリーチャーはトークンも対象のため、トークンを出すようなカードとは特に相性が良い。
「団結」はトークンでも効果が誘発するため、トークンを出すようなクリーチャーカードとの相性は良く、それ1枚で「団結」を2回誘発させることができます。また、スペル系のカードにもトークンを生成するカードがあり、特にインスタントカードならば、インスタントタイミングで「団結」を誘発させることで、「団結」をコンバットトリックとして活用できる場面もあるでしょう。
盾カウンター
「盾カウンター」は、ダメージや破壊効果を受けた際に、身代わりとして取り除かれるカウンターです。これはクリーチャーのみが持つ能力です。破壊効果を持つ除去カード耐性はもちろん、クリーチャー同士の戦いでも有利に働くため、リミテッドでは非常に強力なカウンターです。その分、盾カウンターが置かれるクリーチャーはマナレシオが少し控えめになります。
パワーを強化するカードとの相性が良い。
「盾カウンター」と相性が良いクリーチャーは、基本的にパワーが高いクリーチャーと言えます。とはいえ、盾カウンターを持つクリーチャーは基本的にパワーは低めに設定されています。パワーを強化するようなスペルや装備品等があると、盾カウンターの効果をさらに活用できるでしょう。
マイナス修正、追放、ダメージ軽減の無効、バウンス等には効果がない。
「盾カウンター」が機能するのは、ダメージと破壊効果のみです。そのため、マイナス修正、追放、ダメージ軽減の無効、バウンス等には意味がありません。(とはいえ、十分強力です。)
秘匿(ひとく)
「秘匿」は、戦場に出た際にデッキをN枚追放し、条件を満たすとその中の1枚をマナ・コスト無しで唱えることができる能力です。再録メカニズムとなります。また、今回は全てレアカードであり、エンチャントのサイクルになっています。「秘匿」自体は少々コンボ寄りの能力なため、リミテッドにおいては構築よりも控えめな効果といえるでしょう。
「ニューカペナの街角」は、まさかの3色環境!
2022.05.07:3色環境ではあるものの、ドラフトでは2色デッキになることも珍しくない環境であるため、記事内容を更新しました。
「ニューカペナの街角」は、まさかの「3色推奨」の環境と想定されます!多色土地が大量に手に入った場合のシールドでは、カードプール次第(主にレアカード次第)では、4色以上の構成も想定されます。なお、ドラフトとシールドでいえば、「シールドの方が3色以上のデッキとなる可能性は高く、ドラフトでは2色デッキや、2色+1色タッチのデッキとなる場合が多い」です。これは、シールドの方がドラフトよりも、レアカードや強力なカードの合計枚数が多く、3色以上のデッキとすることでそれらをデッキに取り込めるためです。ドラフトではそもそも、強い他の色のカードをとっている余裕や、多色土地を揃えることが難しく、3色以上のデッキとすべき可能性は低めと言えます。繰り返しですが、ドラフトにおいて、多色土地やマナ支援カードを十分ピックできなかった場合は、事故率の観点から3色以上のデッキは難しく、2色デッキとなることもあるでしょう。その場合は、カードパワーの高い多色デッキに対抗するため、速攻寄りのデッキとすることを心がけましょう。
「一家」の3色サーチ土地(フェッチランド)
コモン帯の多色土地支援カードとして、一家ごとの3色の基本土地をサーチする土地が計5種類収録されています。[進化する未開地]をご存知の方は、それの3色バージョンといえます。これらの一家用の土地に加えて、2色土地も5枚収録されています。そのためコモン土地だけで3色の土地を揃えやすく、3色デッキ環境を支えるカードといえます。
「一家」のマナ支援カード(マナフィルター)
3色デッキを支援するカードは土地だけではありません。それぞれの一家には、土地にマナ能力を付与する効果を持つクリーチャーが存在します。このクリーチャーを唱えたらマナ能力は失われてしまうものの、これらのクリーチャーは5マナ以上のため、その頃には3色が揃ってることが多いでしょう。色マナ事故が発生しやすい序盤のマナ基盤を支える重要なカードといえます。なお、2マナの起動効果はインスタントタイミングで起動可能であり、使いやすい能力です。
宝物トークンや好きな色マナを出すカード
黒、赤、緑と無色のコモン帯にも、色マナを支援するカードが多数存在します。特に宝物トークンが通常より多い環境といえるでしょう。一方で白と青のコモン帯にはマナ支援カードが存在しません。これらカードはカードパワー自体は普通ですが、事故率を減らすことでデッキの安定化に寄与します。
アーキタイプ早見表(一家の特徴と、2色の特徴)
「ニューカペナの街角」における、各色のアーキタイプ早見表です!「一家」の3色だけではなく、2色土地が存在する5つの組み合わせにも特徴があります。実際にそれぞれの特徴通りにプレイできるかは全く未知数ですが、各色には以下のようなキーワードや特徴があります。シナジーを意識する場合、特にドラフトでは意識したい部分ですね。
全てのアーキタイプにリミテッド的に強力なシナジーがあるとは限りません。例えばあるクリーチャータイプが揃っていても、そこまでシナジーがなく、デッキの強さに影響しない場合もあります。下記の特徴をそのまま採用するのではなく、カードプール内のクリーチャー間や、他のカードとのシナジーをよく検討してデッキを構築しましょう。重要な点は、「このデッキでどう勝てるか。(どのような相手に負けるか。)」を考えることです。「特徴がないデッキ = 弱いデッキ」ということにはなりません。場合によっては1色ずつの強みを生かし、未知のシナジーを生み出せるかもしれません。
色 | 俗称 | 部族* | キーワード | 特徴 |
---|---|---|---|---|
白青黒 | エスパー | – | 謀議 | |
青黒赤 | グリクシス | – | 犠牲 | |
黒赤緑 | ジャンド | – | 奇襲 | |
赤緑白 | ナヤ | – | 団結 | |
緑白青 | バント | – | 盾カウンター | |
白青 | アゾリウス | – | – | カウンター参照、飛行クリーチャーが多い |
青黒 | ディミーア | – | 切削 | 「墓地に5種類以上マナ総量があるなら~」の能力を持つ |
黒赤 | ラクドス | – | 生贄 | 生贄を活用する |
赤緑 | グルール | – | – | 宝物トークン、到達クリーチャーが多い |
緑白 | セレズニア | 市民 | – | 市民シナジーがある |
点数表で、カード1枚1枚についてもっと知ろう!
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