【ドラフト/シールド 点数表】「カルロフ邸殺人事件」の全カードのコメント・点数記載が完了しました!今一度ご覧ください!
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【MTG講座】シールドの基本、デッキ構築、カード配分について学ぼう!【MTGアリーナ対応】

MTG講座
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この記事について

この記事では、リミテッドフォーマットの一つ、シールドの基本について説明します。以下のような方向けです!MTGアリーナはもちろん、リアルのマジックも含めた両対応です。

  • シールドの構築ルールを知りたい!
  • アーキタイプの基本について知りたい!
  • シールドのデッキ構成の基本を知りたい!
  • シールドでどのカードを使えば良いか分からない!
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シールドとは

シールドは、あらかじめ用意したデッキではなく、ブースターパックを開封してその場でデッキを組んで対戦するリミテッドフォーマットの一つです。6個のパックを開封し、そのカードの束から40枚以上のデッキを完成させます。基本土地のみ、パック外から自由に入れることができます。

以降でもう少し整理して説明します!

シールドの構築ルール(ドラフトと同様)

以下の構築ルールが適用されます。

  • デッキの枚数は40枚以上(上限なし)
  • デッキ以外のカードは、全てサイドボードとして扱う
  • 同名カードの枚数制限は無しであり、何枚でも入れられる
  • 基本土地(平地、島、沼、山、森)は、パック外から無制限に入れることができる

シールドの特徴

  • 私個人的に、ドラフトに次いでマジックで最もオススメ(楽しい)のフォーマットです!
  • カードゲームにおいて、マジックにしかないフォーマットである。
  • 5色のカードの束から、どの色の組み合わせが最適か(最強か)を見極めるスキルが問われる。
  • レアカードが主体の構築(スタンダードなど)と異なり、シールドではコモンとアンコモンのカードが主体となる。
  • ドラフトと比べると、カードをピックする部分がないため、難易度が比較的易しめである。一方で、運要素はドラフトより高めである。
  • 初回は本ページを見ながらや、他のプレイヤーから教えてもらいながら行うことをオススメします。
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ドラフトとの比較

項目シールド ドラフト
デッキ枚数40枚以上=40枚以上
パック数6>3
神話/レアカードの枚数多い>少ない
運要素高め>普通
デッキ構築の難しさ普通<難しい
完成デッキの強さ普通<強め
1試合の長さ(ターン数)長め>普通

ドラフトは「カードをピックする(選ぶ)」要素があるため、ある程度はそのカードセットの環境を知っておく必要があります(有利になります)。また、どのカード同士がシナジーするか、全体のマナバランスは問題ないか、などを考えながらピックする必要があります。これらのことから、ドラフトの方がデッキ構築の難易度は高く、またデッキがシールドより平均的に強くなる傾向があります。加えて速いデッキや、カード間のシナジーが強力なデッキも多く、ドラフトの方が試合の展開が速い場合が多いです。

シールドの方がパック数が多く、特に神話/レアカードの総枚数が多くなります。ただ普通は6枚のレアカードは入れられず、2~3枚の場合が多いと思います。ただ時にはレアカードの色が偏って4~6枚入れられたり、多色土地や色マナの支援カードが多ければとりあえずレアカードを入れる場合もあるでしょう。また、同じ色の強力なアンコモン/コモンカードが大量に入っていることもあります。さらにドラフトと異なり、ピックをするという部分がありません。これらのことから、シールドの方が運要素は高く、デッキ構築の難易度がドラフトに比べると易しくなります。

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アーキタイプについて

アーキタイプとは、そのデッキがどう勝つかを表すデッキのタイプ・構成を表す用語です。最もイメージしやすい勝ち方とは、クリーチャーを並べて、相手のクリーチャーを除去して相手のライフを削り切るようなデッキではないでしょうか。例えばこのアーキタイプはビートダウンと呼ばれ、最も基本的なアーキタイプになります。アーキタイプを知っておくことは、ゼロからデッキを作るときの指針や、考えをまとめる手助けになります。代表的なアーキタイプについて知っておきましょう!

3大アーキタイプ(旧分類)

マジックでは以下の3つのアーキタイプが代表的なアーキタイプの分類でした。現在ではこの3つで分類しきることができないため、この分類は時代遅れとされています。しかし、最も基本的なアーキタイプであることは間違いありません。まずはこの3つを知りましょう。

  • ビートダウン(アグロ)
    • クリーチャー主体のデッキで、相手のライフを素早く削り切ることによる勝利します。クリーチャーカードが多くなります。
  • コントロール
    • 対戦相手の妨害を繰り返すことで対戦を長引かせ、強力な数枚のカードを利用して勝利します。除去や、打ち消しのスペルカードが多くなります。
  • コンボ
    • ある複数のカードを組み合わせ、特殊な方法で相手のライフを削り切ったり、特殊条件勝利により勝利します。使われるカードのタイプはさまざまです。

6大アーキタイプ(新分類)

現在では、アーキタイプの分類は以下の6つに分けられます。この記事では範囲外とします。マジックに慣れてきたらぜひ調べてみてもらえればと思います!

  • アグロ
  • ミッドレンジ
  • ランプ
  • コンボ
  • コントロール
  • 撹乱的アグロ
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シールドデッキのカード配分は?土地の枚数は?

まず、シールドのデッキのアーキタイプの99%以上はビートダウンとなることを知って下さい!他のアーキタイプを組める場合は、よっぽどそのアーキタイプに合うカードがある場合のみです。ビートダウンの中心としたデッキに、さまざまなアーキタイプの絡み合って一つのデッキが完成するイメージです。そのため、シールドのデッキではクリーチャーが最も重要であり、中心となります。また、そのクリーチャーを除去できるカードも重要になります。カード配分でも、クリーチャーと除去カードを最も重視して下さい。

次に、シールドのデッキでは2色構成が基本とされます。2色の配分は均等となることが多いです。なおカードセット次第では、3色が基本となる場合もあります。例えば2色土地がコモンカードにあるようなカードセットです。ただ、基本的には2色でデッキを組むことが最も安定しますので、慣れている方以外は2色で組むことをオススメします。

シールドのデッキ作成に取り掛かる前に、まずはデッキのカード配分、土地の枚数について知って下さい。以下を参考にしてもらえたらと思います。

一般的なシールドデッキのカード配分

カードタイプ枚数マナ帯
土地17 枚-
土地以外23 枚クリーチャー:17
その他:6
クリーチャー:5 ~ 7 枚1 ~ 2
クリーチャー:4 ~ 6 枚3
クリーチャー:4 ~ 6 枚4
クリーチャー:2 ~ 4 枚5 ~
合計40 枚-
クリーチャー以外のマナ帯はそこまで気にしなくても大丈夫です。(気にする余裕がない、というのが正しいですが!)
クリーチャー以外のカードは除去カードを優先して入れましょう。

例)2色のビートダウンデッキ(2色が均等)

カードタイプ枚数マナ帯
土地17 枚1色目:9 枚
2色目:8 枚
-
土地以外23 枚クリーチャー:17
インスタント:3
ソーサリー:2
エンチャント:1
クリーチャー:6 枚1 ~ 2
クリーチャー:4 枚3
クリーチャー:4 枚4
クリーチャー:3 枚5 ~
合計40 枚-
クリーチャー以外のカードは除去カードを優先して入れましょう。

例)2色のビートダウンデッキ(1色目が多い)

カードタイプ枚数マナ帯
土地17 枚1色目:10 枚
2色目:7 枚
-
土地以外23 枚クリーチャー:17
インスタント:3
ソーサリー:2
エンチャント:1
クリーチャー:5 枚1 ~ 2
クリーチャー:6 枚3
クリーチャー:2 枚4
クリーチャー:4 枚5 ~
合計40 枚-
クリーチャー以外のカードは除去カードを優先して入れましょう。

例)3色のビートダウンデッキ(3色目はタッチ)

シールドで3色目をタッチすることは、ドラフトに比べると多いです。シールドでは神話やレアカードが多くなるので、それをタッチする傾向にあります。

タッチとは、強力な神話やレアカードや、除去カードを1枚〜数枚だけ入れることです。2色ではデッキが力不足、または除去が不足している場合にしばしばタッチを試みます。また、ある色に非常に強力なレアカードがあるが、アンコやコモンが弱くてデッキのメインにはできないような場合にも、レアだけ入れたいのでタッチする、ということがあります。

注意点として、3色目を採用する場合には2色以上の色が出せる多色ランドや、色マナをサポートするカードの採用が必須と言えます。基本土地のみでの3色目タッチは不可能ではありませんが、事故率が跳ね上がります。

カードタイプ枚数マナ帯
土地17 枚1色目:7 枚
2色目:7 枚
3色目:1枚
3色目を含む多色ランド:2枚
-
土地以外23 枚クリーチャー:16
インスタント:4
ソーサリー:2
エンチャント:1
クリーチャー:4 枚1 ~ 2
クリーチャー:5 枚3
クリーチャー:4 枚4
クリーチャー:3 枚5 ~
合計40 枚-
クリーチャー以外のカードは除去カードを優先して入れましょう。

例)3色のビートダウンデッキ(3色が均等)

3色均等にする場合は「運が悪い」と言えるのは間違いないです。しかし、運が悪い場合でもどうにか勝つ必要があります!「2色ではカードが足りなすぎる、パワーが足りなすぎる」ときは、事故は承知の上で上振れ狙いの3色にするのがオススメです。

3色を均等にするのはなかなかの博打と言えます。上手く回れば非常に強力ですが、事故率は高くなるのは避けられません。特に、2ターン目に動くことが圧倒的に難しく、3マナからのスタートとなることが多くなります。そのため、軽量の除去カード無しに3色均等を実現するのは非常に危険です。

多色土地や、色マナのサポートカードも必須といえます。基本土地のみでの3色の実現は不可能ではありませんが、事故率が跳ね上がります。

カードタイプ枚数マナ帯
土地18 枚1色目:5 枚
2色目:5 枚
3色目:5枚
多色ランド:3枚
-
土地以外22 枚クリーチャー:15
インスタント:4
ソーサリー:3
クリーチャー:3 枚1 ~ 2
クリーチャー:4 枚3
クリーチャー:4 枚4
クリーチャー:4 枚5 ~
合計40 枚-
クリーチャー以外のカードは除去カードを優先して入れましょう。
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シールドのデッキの組み方

ここで紹介するシールドデッキの組み方は私のオリジナルですので、一つの例として見ていただければと思います!慣れてきたら、皆さんそれぞれの組み方にたどり着くと思いますよ!なお、パックを開けてから構築完了まで、通常は1時間程度で行います。

パックを全て開けて、先にレアカードを確認しておく

シールドの醍醐味といえばどのレアカードが出るかです!急いで確認しましょう!MTGアリーナでもシールドを開始した時点で、レアカードが最初に出てきますよね!

レアカードを確認して、「どの色が強そうか?」まで頭に入れておきましょう。どれだけレアカードが強くても、その色のアンコモン、コモンカードが貧弱では本末転倒です。この時点で、色はまだ決めまないようにしましょう。

なお、シールドでは6パックを使用する関係で、基本的に神話/レアカードは合計6枚が手元にあるはずです。ただし、リアルのマジックでは例外があります。それはフォイルのカード枠に神話/レアカードが出た場合です。この場合、神話/レアカードが合計で7枚、8枚になる場合もありますよ!

レアカード、アンコモン、コモンの束に分ける

MTGアリーナならSkipでOKです!

全てのパックを開けたら、カードの束をレア、アンコモン、コモンとそれぞれ分けておきましょう。あとで並び変えるときに整理しやすくなります。MTGアリーナでは自動的にカードを分けてくれるので意識しない部分ですね。

各色ごとにカードを分ける

MTGアリーナならSkipでOKです!

先程分けた束を、色と土地に分けて分類します。また、コモンの束 → アンコモンの束 → レアの束の順に並べると整理しやすいです。レアは数枚しかないので、分けなくても良いです。ここも、MTGアリーナでは自動的にカードを分けてくれるので意識しない部分ですね。

色の分類は、次の画像の通りに分けると良いです!MTGアリーナのフィルターの分け方と同じになります。白/青/黒/赤/緑/無/多色/土地、の8種類ですね。

なお、この時点で明らかに弱そうな色があれば分けなくてOKです!少し慣れてくると、カードの束を分けるときにカードを見ますが、そのときにデッキ候補の色がある程度絞れると思います!

各色のクリーチャーと除去カードを見ながら、色を2色に絞る

ここで行う「色を2色に選ぶ」、「デッキに入れるカードを絞る」部分がシールドでは重要なポイントになりますが、今回は基本の紹介ということで簡単に説明します!先述の通り、カードセット次第では3色となる場合もあります。ここでは2色想定で進めていきます。

上記で紹介した「一般的なシールドデッキのカード配分」を確認して、クリーチャーと除去カードの配分が最も近くなるような2色の組み合わせを探しましょう。

1色目はレアカードや、全体的にクリーチャーが強力な色から確認すると絞りやすいです。なおレアカードは非常に強力だけど同じ色のコモン、アンコモンが弱い、という場合がよくあります。レアカードを優先してこのような色を選ぶ場合、そのレアカードを引けなかった場合はデッキが非常に脆くなる、ということは承知しておきましょう。

もし1色目がスムーズに決まった場合は、デッキ全体のカード配分のバランスがよくなる色を2色目に選択します!1色目がクリーチャーが多めなら、2色目は除去が多めの色を選ぶのが無難です。もしくは、レアカードが多い2色目を選ぶのも良いでしょう。また、デッキ全体のマナのバランスも重要です。例えばもし、1色目が低マナ域が多ければ2色目は中~高マナ域のカードを確保できる色を選びます。

次に1色目がスムーズに決まらない場合が少々大変です。この場合、2色の組み合わせを全て考えて、最もカードの配分がよくなる組み合わせを見つける必要があります。まずは、5色のうち絶対に使わないであろう色を排除して、3~4色まで絞ります。次に、クリーチャーと除去カードだけに着目して、「クリーチャーが強い色」、「除去が強い色」に分けましょう。この時点で、クリーチャーも除去も強いとは言えない色は抜いてしまいましょう(もし両方強ければ1色目で決定です)。残った色の中で「クリーチャーが強い色」の中で1色目を決めます。その後、デッキ全体のマナのバランスを考えて、2色目を選択します。基本的には、「クリーチャーが強い色」が1色目、「除去が強い色」が2色目だと安定します。

まずは、点数表を一読してみて下さい!

クリーチャーと除去が重要な点は述べましたが、他のカードはどうでしょうか?カードセットにある無数のカードを、初めての方がいきなり「これが強い、普通、弱い」と判断するのは相当難しいことです。当サイトでは、初心者の方向けに「ドラフト/シールド 点数表」というコンテンツを用意しています。皆さんがやろうとしているカードセットの点数表を探して、参考にして見て下さい!メニューからでも、点数表の一覧を確認できます。(点数表の用意がないカードセットもあるため、無かったら申し訳有りません…。)

デッキを完成させる

色を2つに絞り終わったら、シールドデッキのサンプルのカード配分に沿って、デッキに入れるカードと選別していきましょう。決まったら基本土地を入れます。シールドではデッキに入れない余りのカードが多いと思います。頑張って選んで、デッキの枚数は必ず40枚にしましょう。

なお、リアルではデッキを必ずスリーブにいれるようにしましょう。理由としては、両面カードへの対応もありますが、一番は相手がデッキをシャッフルしやすいように配慮するためです。

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シールドで使うカードプール

最後に、MTGアリーナで実装されている最近のカードセットの一覧は以下の表の通りになっています。シールドのデッキ構築自体にはカードプールの知識は無くても大丈夫ではありますが、対戦中に相手のカードの予測ができるため、カードを知っておくと有利になります。いつでも確認して下さい!この表は、サイドバーまたはメニューに配置していますので、いつでも確認して下さい!

  • Web:左側のサイドバー下
  • スマホ:ページ下部のメニューの下

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